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ドラクエは、人生を救う

あとの人生はオマケみたいなもんだよ

キリンジからの弟脱退に見る兄弟姉妹の関係性について思うこと-4

前回記事: キリンジからの弟脱退に見る兄弟姉妹の関係性について思うこと-3 - ドラクエは、人生を救う



キリンジが兄弟で活動していた時期に、ファンの間でしばしば炎上しがちな話題がありました。

「兄派?弟派?」

論争です。


キリンジというグループが好き。
ただそれだけのシンプルな想いで良いと思うのですが、「私は兄派」「私、弟派」とわざわざ宣言する人がいます。


兄曲のこんな独自のセンスが良くて。

いやいや、弟曲には兄曲にないこういうところが良いんだよ。


その話題に触れると必ず、
「兄派・弟派に分けるのはやめようよ!」
「どっちも曲を作って、どっちも歌う。それがいいんだよ」
「兄弟でやっているからこそキリンジだよ」
みたいな平和主義者も主張してきて、最後には仕切り屋が登場し事を収めます。

こんなやり取りが、ファンの間で幾度となく繰り返されていました。


この自称平和主義者、「私はどっちにも属さないよ派」の意見も正直ウザいなぁ、と思いながら私は見ていました。

グループにメンバーが何人かいたら、そのうちの誰かが好き!という話はよく出る話題であって、ごく普通の感覚だし、無理して全員を好きになる必要もないし。


ただ、荒れやすい話題であったことは確かです。
ファンの間でも、「兄弟を比較するような発言はタブーだ」というような空気がありました。


2人を平等に扱わないとどちらかがかわいそう、という考えだったんでしょうか。

それとも、堀込兄弟本人たちが出した「比較されたくないよ」というような意思表示のサインを感じ取ったファンがいたのか。


いずれにしても思うのは、血縁というのはなんとも難しい関係なのだな、ということです。

どの親から生まれて、どんな兄・弟・姉・妹がいるか、はたまたどんな先祖の下に生まれたのか、どれほど関わりたくもない嫌な親戚が何人いるか(誰しもそんな親戚が必ずいるかと思います、近縁・遠縁に関わらず)、
これらはすべて、自分では選べないもの。


この「自分では選べない関係」が、良き方向にだけ作用すれば理想的なのですが、(例えば初期のキリンジへのインタビューで、なぜ兄弟でグループを組んだか?の理由として、『単純に声質が似ているから、重ねたときに聴きやすいという理由もある』と兄が答えていたことがある)
そうとも限らないのが難しいところで。

切ろうと思っても簡単に切れない縁が、血縁ですよね。
血縁以外の関係なんて、切ろうと思えばいつでも切れるもの。



キリンジの堀込兄弟」という、ある意味苦しさも伴う肩書きから抜け出せた2人は、それぞれの道を進んでいくことになりましたが、やはりまたいつか2人の「キリンジ」をもう一度聴ける日が訪れないかな、というのが今後も変わらないであろう私の想いです。


新生KIRINJI(兄のバンド)のアルバムも買いましたし、以前と変わらぬ兄節も健在で、最初の1ヶ月こそ聴いたものの、それ以降「また聴こう」という気にはあまりならず…。

何かが、違うんですよね。
自分の知ってるキリンジじゃなくて。
自分の求めてるキリンジじゃない。


結局、兄弟時代のアルバムにばかり戻ってきてしまいます。
いつまで経っても色褪せないんですよ。


キリンジ」はやはりオンリーワンであって、「KIRINJI」は「キリンジ」ではないんですよ。やっぱり。

そう思っているファンは、たぶん少なからずいるんじゃないかなぁ。


兄が、弟が、
それぞれにまた「お互いと組みたい」と思うようになる日が、いつか来ることを願って。




おすすめアルバム、いろいろ貼っときます。


一番オススメ、ファーストアルバム

ペイパー・ドライヴァーズ・ミュージック

ペイパー・ドライヴァーズ・ミュージック


まとまりが良く、個人的になかなか好きな一枚

BUOYANCY

BUOYANCY


配信限定シングル連続リリース企画の寄せ集めの一枚で、クオリティーも高し

7-seven-

7-seven-


毒気を含んだ感じが好きならこれもいいですね

For Beautiful Human Life

For Beautiful Human Life


リミックスなんですが、聴きやすくて良企画モノ

RMX

RMX


一番の名盤とされている一枚、初心者さんはこれを聴いとけば間違いないでしょう

3

3


かなり好きな一枚。兄のソロ

Home Ground

Home Ground


弟のソロは2枚目が好き

River

River