ドラクエは、人生を救う

あとの人生はオマケみたいなもんだよ

星ドラ日記 2017/03/04

ガチャ1日1回無料、ろくなのが出ませんねw

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炊き出しで☆5が当たったのなんて、半年以上前かしら…(´-`).。oO


マルチでは「星霊翠龍スフェーンドラゴン襲来!」が始まりました。

星ドラを始めたのが昨年の4月末、マルチを始めたのは昨年の12月頃。(マルチデビュー割と最近なのですw)
スフェーンドラゴンは初挑戦です。
「1日1回スタミナ消費なし」のクエストなので、パーティ募集も賑わってます。
伝説級を周回。

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きちんと耐性を積んで行っても食べ物を揃えて行っても、結局休み・混乱しまくりますw
もうこれは時の経過に任せるしかないね…(´・ω・`)

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(カッコ良くスキルフィニッシュを決めるカリン様。任せんちゃい!(・∀・)


星霊翠龍装備一式が手に入ったので、ショコタンに着せてみました。

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う~ん、なんだかイマイチ似合いませんね。

カリン様は何を着せても似合うから、ししまるはどうだろう?(ししまるは逆に何を着せても似合わない子…

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おや!?
意外と似合ってるwww

うむ、しばらくこれでいこう。


そして今朝から、条件付きクエストが更新されていましたね。
「ハドラー新衛騎団からの挑戦状!」はなんと、アルビナス&ヒム&シグマの3体同時!!
しかもブーメランかよ…orz
強いブーメランは持っていません。

試しに手持ちの「大天使のブーメラン」を強化してみます。

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唯一のリアルフレと行きましたが惨殺されましたw


ロト剣カリン様でマルチ募集に乗っかって、一度目は死んでしまったメンバーがいたので「死なずにクリア」のミッション達成ならず。
二度目で無事、達成できました(∩´∀`)∩

でもブメショコでも行ってみたいな~と思ったので、もう一度挑戦!

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(この後、休み状態が解除されないまま2ターンくらい経過するショコタン…(ノД`)


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ミッションクリア済なのでもうたいした報酬は出ませんが、ピオリミンは素直に嬉しいですね。


条件付きクエストは適応武器で行くと物凄いダメージを与えられて、楽しいですな(^^*
こんなに強いブーメランを見たのは初めてですw

次回も楽しみ!

星ドラ日記 2017/03/02

昨日もたくさんのフレンドさんにカリン様を使っていただきました。
ありがとうございます。

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なかまポイント50Pはレベル上げとか伝説級とかかな。
50Pがズラ~ッと並んだ日は、嬉しいですね。


さて、今日もせっせとスキル玉回収。

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最近、玉の出具合が渋いような気が…。
大特技玉の割合も少ないし。
以前はもっと景気良く出てたと思うんだよね~。
2行目まで目いっぱいとかさっ。


マルチイベント「輝石の眠る古代遺跡」は今日で最終日。

レベル上げ中のまもで数回行ってきました。

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まものレオダーマは結構強いんですよね。(ソロプレイ時は特に)
しゃくねつが何気に痛い。

ショコタン一応、こんなレベルでも守備力500超えてるので、マルチで死ぬことは滅多にないんですが。
よほど下手な立ち回りでもしない限りはね。

マルチでご一緒する人は、死んでしまうことも度々あります。上のスクショの撮影直後、ホストがお亡くなりに。
この前に参加した回でもホストが死んでしまったので、どちらもショコタンが葉っぱ使いました。
若葉ですけどw

マルチで死んでしまった仲間を生き返らせてあげる人って、意外と少ないですよね。
感覚では、半々くらいの割合かな。野良だから特にそうなのかもですが。(リアルフレンドでやっている人はいないので、野良で参戦するしかない)

状態異常になってしまった人にアイテムを使ってあげる人も、あまりいないですね。
男キャラ3人+自分だと、その確率がぐんと上がりますw
男性は効率厨が多いからね…。「自分さえ無事ならそれで良い」的なプレイスタイルの人も多いです。もちろん全員がそうではないですが。←偏見です

「あの時誰かがマヒ解除してくれていたら勝てたのに!」みたいな場面も、たまに遭遇します。
アイテムはぜひ、積極的に使いましょう。勝てる戦闘も勝てなくなります。


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まものレベルが上がりました。
ホストさんありがとうございます。


ダイ大コラボイベントの新装備が昨日からガチャに登場しています。
早速「星皇剣」を見た目装備したフレンドさんがいました。
双剣、カッコイイですね。完凸したらどのくらい強いのかな?

私は今ジェムが全然ないので、しばらくガチャは引けませんw


条件付きクエスト「ハドラー親衛騎団からの挑戦状!」は明日一杯までですね。
第3弾の情報がまだお知らせに出ていないから、更新はしばらく先になるのかな?
条件付きクエストはやりがいがあるので楽しみですね。

星ドラ日記 2017/03/01

次作の新情報も楽しみな今日この頃。

こんばんは、ショコタンです。


今専らやっているドラクエは星ドラです。
キャラはこの3人。

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主役=ショコタンはまもマスのレベル上げ中。笑えるくらい弱いw
レベル上げは60超えた辺りからがきつい…。

ショコタンは魔法戦士 転生99、海賊 転生69。
カリン様が海賊 転生94、パラディン 転生19。
ししまるは賢者 転生85、スーパースター 転生68。
全員、基本職は全職レベル99にしてます。


キャラメイクはDQ10時代のものとほぼ一緒。
皆からショコタン、しょこたんと呼ばれておりそのままネーミング。
名前の由来は、昔に飼っていたうさぎです。
カリン様はサブキャラでした。もし猫を飼うならつけようと考えている名前。(ドラゴンボールのカリン様から)
ししまるは、今飼っている犬の名前ですw


助っ人設定には、汎用装備を着せたカリン様に出てもらっています。

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めいそうがずっと欲しいんですが、全然当たりませんねw
ももん屋ポイントが貯まったら次は盾を凸りたいですな。


今週は「強化の回廊」週間なので、必死にスキル玉を集めているところです。

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赤玉(攻撃特技)160個、青玉(補助特技)200個くらいありました。
黄色(攻撃呪文)と緑(補助呪文)は正月のガチャでルビス杖当たった時に使いまくったので少ない…けど使い道も少ないから、しばらくは赤青回収だけでいいかな。


この時間帯、強化の回廊は装備強化素材で用事がないので、全員まもに転職して「職業神の聖堂」でレベル上げします。

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全員弱ぇええw
でも守備力硬いので、「極致」レベル余裕です(^-^;

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(硬い割には黄色の人いますが…(´-`).。oO


弱い職業でクエストこなした後は、強い職業に戻して、何でも良いから一つクエストに行っておきましょう。

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い そ げ ~~~~~!!!


ストーリー第1話の一番最初の激弱クエストでスライム倒しますw

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こうして一度クエストに行っておかないと、フレンドの助っ人に表示される自キャラが転職前の激弱キャラのままなんです。
だから「なんだこいつ、弱ぇえ」と、あっさりフレ切られたりしますw

もっとも…そんな一時的なレベル上げ転職でフレ切るような人とは、フレで居続ける必要性もないけどね。


そろそろ特技強化回廊の時間です。
また行ってきます!

ありがとうドラクエ

今まで何度も、私を救ってくれたドラクエ


受験勉強に疲れきった時。
親と喧嘩した時。

就職活動が思うように進まなかった頃。
親友と絶縁した後。

人を恨んだ日々。
死んでしまおうと思った日。

無職の時期。
引きこもりニートの毎日。

仕事がうまくいかなかった時。

フラれて泣いた夜。
モチベーションを失った瞬間。

自信喪失の毎日。
抑うつの日々。

人間関係に悩んだ時期。


泣いても、悲しんでも、苦しんでも、
それでも、「まだ生きていよう」と思わせてくれた。
明日のこの瞬間を楽しみにさせてくれた。

あの音楽が流れる瞬間まで。


どんなにつらくても、嫌なことがあっても、リアルの自分とは違って決してへこたれない自分がそこにはいる。

決して諦めない自分。
何度も何度も挑む、もう一人の自分。

強くて、カッコ良くて、どこか人間臭さもあって、時にはちょっとダサい、自分の分身。

頑張った分だけ強くなれる。
時間をかけた分だけ成長できる。


こんなに何かを頑張れる理由は、そうだ、この言葉。



人間 やっぱり
好きなことをしてるときが
いちばん 幸せだよな。
まっ あとの人生は
オマケみたいな もんだよ。







大好きなドラクエの話を好きなだけ書くブログ。

スガシカオ「ドキドキしちゃう」 ~刺さった音楽への考察 vol.1~

毎日の習慣のようになっていたゲーム生活から綺麗サッパリ足を洗って、元来が無趣味なので他にやることも特になく、要するに超絶暇人に。(本来の姿に戻っただけ)
これじゃなんだかなぁ、ってことで「今後何しようか」とボンヤリしながら、通勤中の車のナビの「◀▶」をピピピと左右にスライドさせ、BGMを適当に変えてみた。

これが、なんだかすごく良かった。
ピーン!と来たので、「そうだ、これから音楽生活をしよう」と急に思い立ち、週末には新しいウォークマンを買いに。
その足でさらにTSUTAYAへ。これでもか、っつーくらいCDを借りまくる。


借りるのは、ほぼ邦楽。
しかもどれもこれも10年~20年近くも昔の。
最近の音楽なんて分からないし、そもそも興味もないし。

CDが一番売れていた頃の音楽がやっぱり洗練されていて、質が良い。


昔から、邦楽しか聴かない。
歌詞を読みたい派なのだ。
洋楽の歌詞カードを見て、英語で書かれた歌詞を脳内で日本語に変換して解釈しながら、あれ分かんない単語あるなぁ、なんだこれどんな意味だ?
とかやるのが、まどろっこしくてしょうがない。イライラしてしまう。

歌詞なんか気にしなくてもいいじゃん、音だけ聴いてりゃさ。
洋楽なんて雰囲気よ雰囲気、とそういう意見も聞くのだが、なんかそういうのって駄目な人種なのだ。
どうしても追求したい。理由とか背景とか心情とか、推察したり深読みしたりしたいの。そういうタイプなのよ…。

あとは「洋楽好きで洋楽しか聴かなくて洋楽に詳しい俺ってカッケーーー!!」みたいな輩が嫌い、という理由もある。

洋楽の中で好きだなと思って聴くのは、BEATLESQUEENCarpentersくらい。
ドラマでも使われたりして、THE・日本人には馴染みの深い方々ですねw
いいさ、洋楽全然詳しくもないし詳しくなろうとも思わないから。


最近こうして借りまくっている数々のCDの中から、はたまた過去に自分で入手済みのアルバム等の中から、
「これは!!」とピーンと来た曲、刺さった曲、ビビッと感じたイントロや印象に残ったメロディー、
刺さるほどではなくともな~~んか心のフックに引っかかった歌詞、
そんな音楽たちについて、「なぜこの曲は自分に引っかかる突起を持っていたのかな?」とか紐解いてみようかなぁという試み。

自分勝手な解釈と視点なんで、間違ってたり思い込みだったり勘違いだらけかもですが、90年代~2000年代初頭の頃の邦楽を懐かしく振り返る雰囲気でご覧いただければ。



早速の第1回目は、

スガシカオ

ドキドキしちゃう

1997年7月30日発売、3rdシングル。
1997年9月3日発売の1stアルバム「Clover」に収録。


冒頭の、「車のBGMでピーン!と来た曲」である。

家族がナビに入れていたスガシカオのベストアルバムの中の1曲だった。
ここからスガシカオにどハマりして、しばらく彼の曲ばかりをずっと聴いていた。


スガシカオは、元々割りと好きな部類の音楽であった。
彼がブレイクしていた頃のアルバム「Sweet」は持っていたし。

でもなぜだろうか、持っていたアルバムはこの1枚だけである。


シカオ好きな友人の付き添いで、彼のコンサートツアーに行ったことが一度だけある。
「Sweet」の次のアルバムだったかな。そのさらに次のアルバムだったかな。
とにかく何か新譜がリリースされた頃。

自分の中でのスガシカオに関する知識は「Sweet」の収録曲と、CMなどテレビのタイアップ曲くらいしかなかったもので、ツアーに同行したところで「あ、これ聞いたことある!」と色めき立ったのはセットリストの中のほんの数曲だけであった。


そんな中、イントロが流れた途端に会場が「キャーーーッ!!」の声援で埋め尽くされ、横にいた友人が「この曲大好き!!」と満面の笑みを私に向けながら紹介してくれた一曲。
それが、この「ドキドキしちゃう」であった。
(タイトルが印象的だったので、もうずいぶん昔のことなのにこうしてしっかりと覚えている)

この曲をまともに聴いたのは、このコンサートツアーでの視聴がおそらく初。
「あ、なんかサビ聞いたことあるなぁ」
とか思いながら聴いていた記憶がある。(CMタイアップだったらしい)


でも当時の印象は、それだけ。
「聞いたことあるな」
「シングルだったんだ、ふぅん」
それ以上の感想は、特に何も持たなかった。


なぜ、当時そんな風にしか感じなかったその曲が、今になって耳に突き刺さったのだろうか?


印象的なイントロ。
半拍遅れで入ってくる、独特なメロディー。

決して明るくはない。
なんだか少し意味ありげな空気を漂わせながら、そこにスガシカオの鬱屈したような、物憂げな、あの妖しい声のボーカルが載る。

ぼくらが確かに いまいい大人になったからって
全ての事を 許したとでも思っているのかい
あの時のイタミ あの言葉の意味
いまでもドキドキしちゃう


スガシカオの歌詞の世界に感じられるのは、「執着」だ。
過去への執着。相手への執着。自分自身への執着。

あの時も ぼくはほんの少し考えていたんだ
君に好かれるためには どうすればいいのかって
コビをうりまくって やさしい人になって
いまでもドキドキしちゃう


ただのストーカー男の話、という訳ではない。
彼のストーリーの世界に登場する主人公達は、自分がどんなに無力でどうしようもなくて駄目な奴であるかについて、嫌というほど知り尽くしている。
自分に絶望したり、色々な希望を捨て去りもう諦め切った後だったり、相手にも何も望まず期待もしない、そんな厭世的な姿勢だったりする。

でも、それでも決して「ただのネクラ男」の話では終わらない。


カッコ悪くたって、ダサくたって、どうしようもなくたって。
こんなちっぽけなことでクヨクヨ悩む自分だとしたって。

それでもいいじゃん。
だってどうしようもないじゃん。
そんなもんじゃん、人間。

自分はこんな自分であり続けることを、隠すことも変えることもできないし。
隠そうとしたところで、変えてみたところで、それが果たして本当に正解なのか?

だったらこのままだ。
これが、この姿が自分自身だ。


そんな声が背景から聞こえてきそうな、そんな歌詞を彼はいつも書く。

強烈なポップさを携えたサビは非常に軽快だ。
そんな中、印象的なあのイントロと同じフレーズが曲の随所に挿入される。
そのフレーズをどこかで心待ちにしながら曲を聴き進めていくと、主人公の今後の動向がどうしても気になって、スガシカオが表現しようとした歌詞の本当の意味について考えながら聴き入ってしまう。

時がたって 記憶なんて 心のなかでとけてしまえばいい
ぼくにとって 君にとって 新しい日々だけがくればいいのに


時間の経過とともに忘れ去ることができたらどんなに幸せか、
そんな風に、半ば恨めしくも感じられる過去の記憶たち。
新しい日々だけ、これから訪れるであろう先のことだけ。
その事だけを考えながら、希望だけを持ちながら生きていければいいのに。
既に終わった出来事を再び思い出して悔やむ必要などない、そんな世界でずっと生きていければいいのに。

どんな人にだって、そんな風に感じる経験が一つや二つ、必ずあるはず。
ヒット作の共通項の一つ、「共感」。


車でこの曲が流れた時にピーンと来た理由がなんとなく分かった。
シカオ好きな友人に同行したコンサートツアー、あの当時には経験していなかったことを、今ではもう経験していたからだ。

ある意味では私も「いい大人になった」、のかもしれないね…。


建て前のような取り繕った言葉ばかりが並ぶのではない、憂いと陰を含んだ、本音の言葉。
彼の描き出すそんな世界が、ファンを惹き付けてやまないのだろうと思う。




今回のアルバム

CLOVER

CLOVER

ALL SINGLES BEST

ALL SINGLES BEST

キリンジからの弟脱退に見る兄弟姉妹の関係性について思うこと-4

前回記事: キリンジからの弟脱退に見る兄弟姉妹の関係性について思うこと-3 - ドラクエは、人生を救う



キリンジが兄弟で活動していた時期に、ファンの間でしばしば炎上しがちな話題がありました。

「兄派?弟派?」

論争です。


キリンジというグループが好き。
ただそれだけのシンプルな想いで良いと思うのですが、「私は兄派」「私、弟派」とわざわざ宣言する人がいます。


兄曲のこんな独自のセンスが良くて。

いやいや、弟曲には兄曲にないこういうところが良いんだよ。


その話題に触れると必ず、
「兄派・弟派に分けるのはやめようよ!」
「どっちも曲を作って、どっちも歌う。それがいいんだよ」
「兄弟でやっているからこそキリンジだよ」
みたいな平和主義者も主張してきて、最後には仕切り屋が登場し事を収めます。

こんなやり取りが、ファンの間で幾度となく繰り返されていました。


この自称平和主義者、「私はどっちにも属さないよ派」の意見も正直ウザいなぁ、と思いながら私は見ていました。

グループにメンバーが何人かいたら、そのうちの誰かが好き!という話はよく出る話題であって、ごく普通の感覚だし、無理して全員を好きになる必要もないし。


ただ、荒れやすい話題であったことは確かです。
ファンの間でも、「兄弟を比較するような発言はタブーだ」というような空気がありました。


2人を平等に扱わないとどちらかがかわいそう、という考えだったんでしょうか。

それとも、堀込兄弟本人たちが出した「比較されたくないよ」というような意思表示のサインを感じ取ったファンがいたのか。


いずれにしても思うのは、血縁というのはなんとも難しい関係なのだな、ということです。

どの親から生まれて、どんな兄・弟・姉・妹がいるか、はたまたどんな先祖の下に生まれたのか、どれほど関わりたくもない嫌な親戚が何人いるか(誰しもそんな親戚が必ずいるかと思います、近縁・遠縁に関わらず)、
これらはすべて、自分では選べないもの。


この「自分では選べない関係」が、良き方向にだけ作用すれば理想的なのですが、(例えば初期のキリンジへのインタビューで、なぜ兄弟でグループを組んだか?の理由として、『単純に声質が似ているから、重ねたときに聴きやすいという理由もある』と兄が答えていたことがある)
そうとも限らないのが難しいところで。

切ろうと思っても簡単に切れない縁が、血縁ですよね。
血縁以外の関係なんて、切ろうと思えばいつでも切れるもの。



キリンジの堀込兄弟」という、ある意味苦しさも伴う肩書きから抜け出せた2人は、それぞれの道を進んでいくことになりましたが、やはりまたいつか2人の「キリンジ」をもう一度聴ける日が訪れないかな、というのが今後も変わらないであろう私の想いです。


新生KIRINJI(兄のバンド)のアルバムも買いましたし、以前と変わらぬ兄節も健在で、最初の1ヶ月こそ聴いたものの、それ以降「また聴こう」という気にはあまりならず…。

何かが、違うんですよね。
自分の知ってるキリンジじゃなくて。
自分の求めてるキリンジじゃない。


結局、兄弟時代のアルバムにばかり戻ってきてしまいます。
いつまで経っても色褪せないんですよ。


キリンジ」はやはりオンリーワンであって、「KIRINJI」は「キリンジ」ではないんですよ。やっぱり。

そう思っているファンは、たぶん少なからずいるんじゃないかなぁ。


兄が、弟が、
それぞれにまた「お互いと組みたい」と思うようになる日が、いつか来ることを願って。




おすすめアルバム、いろいろ貼っときます。


一番オススメ、ファーストアルバム

ペイパー・ドライヴァーズ・ミュージック

ペイパー・ドライヴァーズ・ミュージック


まとまりが良く、個人的になかなか好きな一枚

BUOYANCY

BUOYANCY


配信限定シングル連続リリース企画の寄せ集めの一枚で、クオリティーも高し

7-seven-

7-seven-


毒気を含んだ感じが好きならこれもいいですね

For Beautiful Human Life

For Beautiful Human Life


リミックスなんですが、聴きやすくて良企画モノ

RMX

RMX


一番の名盤とされている一枚、初心者さんはこれを聴いとけば間違いないでしょう

3

3


かなり好きな一枚。兄のソロ

Home Ground

Home Ground


弟のソロは2枚目が好き

River

River

キリンジからの弟脱退に見る兄弟姉妹の関係性について思うこと-3

前回記事: キリンジからの弟脱退に見る兄弟姉妹の関係性について思うこと-2 - ドラクエは、人生を救う



キリンジで名曲との呼び声が高い一曲に、「エイリアンズ」があります。


キリンジ - エイリアンズ - YouTube


実は正直に言って、私はこの曲がそれほど好きではありません。
嫌いな曲というのはキリンジの中には一つもないので、「嫌い」という言い方は正確ではないですが、「別に好きでもない」です。

ですが、世間では物凄く評判がいいです。
代表曲のような捉えられ方をしていますね。

これは弟・泰行氏の作品です。


発表されて以来、あっという間にキリンジの看板曲となった「エイリアンズ」。
それまで自分の作品に絶対的な自信を持っていた兄は、この曲がファンから喜ばれることが、内心面白くなかったようです。


ライブで演ると客がウットリと聴き入る。
演奏しながら、「皆こういうのが好きなんだろ?」と俺は冷める。
このような「真っ当なメロウさ」を持つ曲が万人に受け入れられるとは意外だったし、その事実を受け入れるのにも時間がかかった。

そんなズバリ本音のような想いを、兄はインタビューの中で語っています。

自棄っぱちオプティミスト

自棄っぱちオプティミスト



「エイリアンズ」を超えるキリンジの代表作を作りたい、と兄はおそらくずっと考えていたのでしょう。

「これが売れなかったら、もう自分は売れる音楽というのは作れないかも」

兄がそう妻に語って感動させた、という一曲が「Drifter」です。


キリンジ - Drifter - YouTube


やはり、ファンの間では人気の高い曲です。
「エイリアンズ」が東の横綱なら、「Drifter」は西の横綱
弟曲のベスト1と、兄曲のベスト1。
そんな感じでしょうか。


私はやはり普通と感覚がずれているのか、この曲もあまり好きではありません。
もちろん嫌いではないのですが。どちらも良曲だとは思うのですが。



キリンジというグループの代表曲とされているこの2曲にまつわるエピソードを紐解くだけでも、堀込兄弟の関係性を垣間見ることができるような気がします。

それまで「兄には勝てなかった」弟が何気なく作った1曲が、兄の予想を超えるほどの高評価を受ける。
発言力の高い兄にそれとなくついていく姿勢だった弟が、実力で兄に勝った瞬間。


自信をつける弟。
一方で、自信を喪失する兄。

相手に対するコンプレックスが強かったのは、たぶん弟よりも兄の方だったんだろうな。


この曲の、どこにそれほど一般受けする要素があるんだろう?
兄はきっと、そう不思議がっていたんだと思います。

純粋に「自分の作りたいものを作る」弟とは違い、ヒットやセールスなど商業的側面を気にする兄です。


自分の能力を総動員して、「これ以上のものは作れない」というまでの自信作を送り出す兄。
売上的には兄を満足させるほどの結果とはならなかったようですが、ファンからは高い評価で受け入れられました。



お互いに良きライバルでもあり続けたんだろうな、と思います。
一番近いようで、一番遠い存在の兄弟。
身内であるからこそ、負けられない相手。

そんな2人から生み出される曲達は、どれをとっても素晴らしい珠玉の数々でした。



続く。





3

3

Fine

Fine

キリンジからの弟脱退に見る兄弟姉妹の関係性について思うこと-2

前回記事: キリンジからの弟脱退に見る兄弟姉妹の関係性について思うこと-1 - ドラクエは、人生を救う



弟脱退のニュースを目にしたとき、やはり当然ながらショックを受けたのですが、同時になぜか同情もしました。
どちらに、ということはなく、兄にも同情したし、弟にも同情しました。

どちらの気持ちも分かりました。
(人の気持ちを軽々しく『分かる』というのも思い上がりな話ですが、少なくとも文字情報から推測される範囲内で)



弟・泰行氏は、ずっと自分で自由にやりたかったんだろうな。
曲作りやプロデュースの話だけではなく、「兄弟はただの兄弟」でありたかったんだろうな。
商業的な利害関係を結ぶ相手としてではなく。ごく単純な、一血縁者として。


これはただの推測ですが、弟は小さい頃から「優秀な兄」に何らかのコンプレックスを持っていたんではないかなと思います。
堀込兄弟も、世のどの兄弟姉妹もそうであるように、おそらく周囲から比較されながら育ってきたんだろうなと。

周囲の人が比較する尺度というのは、簡単で分かりやすいものに偏りがちです。
例えば、頭の良さとか。身体能力とか。
カッコイイとかカワイイとか、ブサイクだとかブスだとか。
堀込兄弟だったら楽器の演奏技術のうまさとか、歌の上手さとか、作る曲のクオリティの高さなど、そんな基準もあったかもしれません。

そういった基準で比較されたとき、評価が高かったのは兄だったことも多かったでしょう。
そのような周囲の声を、弟も長年に渡り感じてきていたと思います。


「兄には勝てない」

もしかしたら、こんな思いを抱く日もあったかもしれません。

プロデュースが器用かつ好きな兄です。
一定の範囲を超えたら、あとは兄に任せてついていくようなスタンスだった弟。
半分、どこか諦めのような気持ちもあったんではないでしょうか。

その諦めの気持ちは、何年もかけ「遂げられなかった想い」として容器いっぱいに蓄積され、ついに溢れ出る日を迎えます。

「俺は俺だ」



堀込兄・高樹氏からは、強い自己愛を感じます。
(実際に本人が自身のブログで語った中にも『自己愛』の単語が含まれているとおり)

自分は優れている。
自分には才能がある。
自分から生み出される作品は、素晴らしい。


しかし自己愛というのは、裏を返せば自分に対する自信のなさの現れでもあるのです。
自分自身への無能感。無価値感。否定。拒絶。
ふとした折りに迫り来るそういったマイナスの思いから逃れるため、素晴らしい自分に近付けるよう必死になります。
その結果、虚勢を張ったような強気の発言や、自信過剰とも思われがちな言動につながることが、よくあります。

高樹氏がそうである、という断言ではないですよ。
ただの一般論です。


実際、「兄=自分大好き人間」という見方で捉えているファンも多かったです。

「兄の俺自慢が鼻につく」

そんな意見をネット上で目にすることも、一度や二度ではありませんでした。


兄のブログ発言に対しても、否定的な意見のファンも少なからずいたようです。

「弟に対する愚痴なんて自分の中にしまっておいて、最後くらい気持ち良く送り出してあげたらいいのに」

そう書いている人も、その意見に同調する人もいました。


なんだか誤解されてるなぁ、兄。
そう思ったものです。


本当は兄も、自信なんてないのではないか。
「俺は駄目だ」
本心ではそう思っていることが、実はあるのではないだろうか。

その自己否定の裏返しなのではないのだろうか?
ファンにすら誤解されがちな、強気なあの態度。


兄だってただ好き放題言ってるだけではなく、反省することや後悔することだって多かったろう。
ああいう生き方の人は、自分と常に戦いながら生きていたりするものです。



「お互いに、作品が自己愛を投影する鏡になっていた」

兄のこの言葉が、なんだかとてもしっくりきました。
これが弟脱退に至った一番の理由だったんだろうな。


自己愛の投影、これ自体はすごく素晴らしい事だと思うんですよ。
何かを生み出す人、芸術家っていうのは、自己愛がなければ良い作品は作れません。


不幸だったのは、2人が純粋な商業的利害関係者に徹せない、血縁関係者であったということ。


実際、プロデュースを冨田恵一氏に任せていた初期の頃は、「キリンジ」という箱は比較的うまく機能していたように思えます。
弟が脱退を考え始めた時期が、キリンジがセルフプロデュースを始めた頃と重なることから、個性を持った2人のミュージシャン間の調整役不在が脱退の一因となったのでは、という推測もできます。

2人とも作詞・作曲ができる以上、それぞれ自分の思い描くように最後までプロデュースしたいと考えるのは当然のこと。
グループとしてこういう作品を作ろう、という(冨田P時代の)方向性ではなく、2人のミュージシャンが別個に用意したものを持ち寄りまとめ上げる(言い方を変えれば、妥協点を探す)作業になってしまった。


「兄弟だから」

で済ませられる妥協ではなくなってしまった。


脱退は残念ではありますが、納得のいく理由でもあります。
例えとして正しいかどうか不明ですが、大塚家具騒動なんかを見ても思いますが、身内同士で商業的な何かをやるっていうのは、始めるときは物凄く簡単ですが、続けることは意外と難しいんだろうなと思います。



続く。

キリンジからの弟脱退に見る兄弟姉妹の関係性について思うこと-1

一番好きな、ミュージシャンと言うんでしょうかアーティストと言うんでしょうかユニットはたまたデュオとでも言うんでしょうか、音楽グループはキリンジです。
もう15年以上も変わらず、です。


でも好きだったのは、やはり堀込兄弟でやっていたときのキリンジでした。



知らない方も多いと思うので少しご説明しますと、

キリンジ」は元々、兄・堀込高樹、弟・堀込泰行の実兄弟で結成されたグループです。
両方が詞も曲も書き、ギターも弾きます。
歌うのは弟がメイン。
兄もたまに歌う。1アルバムにつき1曲あるかないかくらい。


20年近く兄弟で組んでいたキリンジから、2013年に弟が脱退します。
ざっくり言うと、

「グループとして活動する上で、いつも自分の役割が決まっていた。毎回同じだった。
兄弟であるが故に、お互いを一人のミュージシャンとして尊重するのが難しかった」

と、弟サイドから表向きに発表された理由はこんな感じ。

公式発表では、決して兄弟不仲による脱退ではない、という点が強調されていました。
後ろ向きな決別ではない。前向きな旅立ちである。と。
自分は自分でグループの役割分担に縛られずに、好きな曲を書きたいし、好きなように歌いたいし、好きなようにアレジしたい。
弟による、そんな決意表明のようでもありました。


しかししばらく経つと、兄サイドから見た「僕の考える真の脱退理由」が、ファンクラブで公開されたブログで語られます。

弟の旅立ちを快く送り出そう、そんな綺麗事のような「すべてが弟中心の」捉えられ方に、小さな怒りもある。
弟の話ばかりがクローズアップされ、自分の言い分を思った通りには伝えられなかった。
今回の脱退は「旅立ち」ではなく、「両者のエゴの衝突による決裂」である。
兄弟間で技術的に大きな差があり、その差を個性としてうまく制作に取り込めれば良かったが、お互いのエゴがぶつかり合ったためそうはならなかった。
2人とも、作品が自己愛の投影対象となってしまっていた。


同じ目的地に向かうはずの兄と弟の間に生じた、小さな意識の違い。
少しずつずれていく足並みが揃うことはなく、気付けばいつの間にか、道は二手に分かれていたのです。


弟が脱退した後も「キリンジ」という名前を捨てきれない兄は、この名前を引き継いでバンドを始めます。
兄と他5名による6人体制のバンドとして、「KIRINJI」は新たにスタートを切りました。
バンド名義でアルバムも1枚出しました。



…と、ここまでがキリンジの概要。


弟の脱退が決まったとき、ファンの間には大きな衝撃が走りました。

「堀込兄弟から生み出される曲が好きだったのに」

「弟のいないキリンジなんて考えられない」

「辞めないで~!」

と。


しかし同時に、「ああやっぱりな」「来るべき日が来てしまった」と感じたファンもかなり多かったはず。
これもまた事実。



堀込兄弟の間には、ファンにもそれとなく感じ取れる「格差」のような隔たりが常々ありました。

ラジオでの対話を通じて。
雑誌や音楽関連webサイトでのインタビューから。
彼らが寄稿した文章を通して。


「頭脳明晰で、言葉選びに非凡なセンスが感じられる難解な詞を書き、複雑なコード進行でメロディーの美しい、洗練された曲を作る兄」というような兄を高評価する声が、いつもどこでもついて回ります。

兄は兄で、自分に向けられるその賞賛を強く自覚しており、またおそらく本人にも強い自負があるのでしょう、弟に対してかなり明け透けに、時には「無神経じゃないの?」とファンが心配するほどの強気な発言をしてきました。

見方によっては、「見下し」のようにも見えました。
兄は、自分の方が優れていると思っている。
傍から見ればそう思われても無理のないような、遠慮のない兄から弟への態度でした。


曲作りにおいても「兄主導型」が推測される発言が、随所にありました。
1曲の完成までに費やされるパワーバランスが、兄弟間で少し偏っているようでもありました。

自分の作品が兄の意見によって意図していたのとはすっかり違う形になることも多く、最初は面白くなかったが、今はもう諦めた。
ソロ活動で一から最後まで自由に作り込みたい。
そんな想いを弟が語る機会が、過去に何度かありました。


また一方で、兄がブログで語ったように、「常にメインに据えられる弟」という存在もありました。
バンドでも何でも、これはもうグループというものの宿命としての話になりますが、フロントマンは常に注目を浴びます。
「メインボーカル担当」、それはすなわち「グループの顔」の役割が課せられたことに等しいのです。

兄にとっては、自分が書いた詞・自分が書いた曲・自分の生み出した作品。
それを「キリンジの顔」として世の中に送り出す役割は、いつも弟がメインでした。

俺の作品なのに。
いつももてはやされるのは、メインボーカルである弟。
もっと俺にも注目してほしい。
俺がこの曲に込めた本当の意図は、こだわりは、こんなに奥深く素晴らしいものなのに。

そんな、長年秘め続けてきたもどかしいような想いが、兄の文章からは読み取れました。



しかし弟の脱退に至るまでの20年近くもの間、そのような「格差」が特に問題化することもなく、ファンや本人達にすんなりと受け入れられていたひとつの理由がありました。


それこそが、弟が自分の脱退の理由として語った、

「兄弟であるが故に」

という点なのです。


兄弟だから、少しくらいキツいことを言い合っても平気。

兄弟だから、仮に喧嘩してもまたすぐに関係を修復できる。

兄弟だから、何をやっても許される。


兄弟だから、兄弟だから、兄弟だから…。


2人が本当にそう思っていたかどうかは不明ですが、少なくともファンはそんな風に受け止めることで、どこか危うげにも見える2人の関係を「でも大丈夫、兄弟だから」と安心したがっていたようにも思えます。



次回へ続きます。
キリンジ愛が深いため、一度で書ききれません…)