ドラクエを奏でよう

あとの人生はオマケみたいなもんだよ

星ドラ日記 2017/03/04

ガチャ1日1回無料、ろくなのが出ませんねw

f:id:hukusyu:20170304151529p:plain

炊き出しで☆5が当たったのなんて、半年以上前かしら…(´-`).。oO


マルチでは「星霊翠龍スフェーンドラゴン襲来!」が始まりました。

星ドラを始めたのが昨年の4月末、マルチを始めたのは昨年の12月頃。(マルチデビュー割と最近なのですw)
スフェーンドラゴンは初挑戦です。
「1日1回スタミナ消費なし」のクエストなので、パーティ募集も賑わってます。
伝説級を周回。

f:id:hukusyu:20170304151525p:plain

きちんと耐性を積んで行っても食べ物を揃えて行っても、結局休み・混乱しまくりますw
もうこれは時の経過に任せるしかないね…(´・ω・`)

f:id:hukusyu:20170304151524p:plain

(カッコ良くスキルフィニッシュを決めるカリン様。任せんちゃい!(・∀・)


星霊翠龍装備一式が手に入ったので、ショコタンに着せてみました。

f:id:hukusyu:20170304151523p:plain

う~ん、なんだかイマイチ似合いませんね。

カリン様は何を着せても似合うから、ししまるはどうだろう?(ししまるは逆に何を着せても似合わない子…

f:id:hukusyu:20170304151522p:plain

おや!?
意外と似合ってるwww

うむ、しばらくこれでいこう。


そして今朝から、条件付きクエストが更新されていましたね。
「ハドラー新衛騎団からの挑戦状!」はなんと、アルビナス&ヒム&シグマの3体同時!!
しかもブーメランかよ…orz
強いブーメランは持っていません。

試しに手持ちの「大天使のブーメラン」を強化してみます。

f:id:hukusyu:20170304151521p:plain

f:id:hukusyu:20170304151520p:plain

唯一のリアルフレと行きましたが惨殺されましたw


ロト剣カリン様でマルチ募集に乗っかって、一度目は死んでしまったメンバーがいたので「死なずにクリア」のミッション達成ならず。
二度目で無事、達成できました(∩´∀`)∩

でもブメショコでも行ってみたいな~と思ったので、もう一度挑戦!

f:id:hukusyu:20170304151519p:plain

(この後、休み状態が解除されないまま2ターンくらい経過するショコタン…(ノД`)


f:id:hukusyu:20170304151518p:plain

ミッションクリア済なのでもうたいした報酬は出ませんが、ピオリミンは素直に嬉しいですね。


条件付きクエストは適応武器で行くと物凄いダメージを与えられて、楽しいですな(^^*
こんなに強いブーメランを見たのは初めてですw

次回も楽しみ!

星ドラ日記 2017/03/02

昨日もたくさんのフレンドさんにカリン様を使っていただきました。
ありがとうございます。

f:id:hukusyu:20170302223209p:plain

なかまポイント50Pはレベル上げとか伝説級とかかな。
50Pがズラ~ッと並んだ日は、嬉しいですね。


さて、今日もせっせとスキル玉回収。

f:id:hukusyu:20170302223208p:plain


最近、玉の出具合が渋いような気が…。
大特技玉の割合も少ないし。
以前はもっと景気良く出てたと思うんだよね~。
2行目まで目いっぱいとかさっ。


マルチイベント「輝石の眠る古代遺跡」は今日で最終日。

レベル上げ中のまもで数回行ってきました。

f:id:hukusyu:20170302223207p:plain


まものレオダーマは結構強いんですよね。(ソロプレイ時は特に)
しゃくねつが何気に痛い。

ショコタン一応、こんなレベルでも守備力500超えてるので、マルチで死ぬことは滅多にないんですが。
よほど下手な立ち回りでもしない限りはね。

マルチでご一緒する人は、死んでしまうことも度々あります。上のスクショの撮影直後、ホストがお亡くなりに。
この前に参加した回でもホストが死んでしまったので、どちらもショコタンが葉っぱ使いました。
若葉ですけどw

マルチで死んでしまった仲間を生き返らせてあげる人って、意外と少ないですよね。
感覚では、半々くらいの割合かな。野良だから特にそうなのかもですが。(リアルフレンドでやっている人はいないので、野良で参戦するしかない)

状態異常になってしまった人にアイテムを使ってあげる人も、あまりいないですね。
男キャラ3人+自分だと、その確率がぐんと上がりますw
男性は効率厨が多いからね…。「自分さえ無事ならそれで良い」的なプレイスタイルの人も多いです。もちろん全員がそうではないですが。←偏見です

「あの時誰かがマヒ解除してくれていたら勝てたのに!」みたいな場面も、たまに遭遇します。
アイテムはぜひ、積極的に使いましょう。勝てる戦闘も勝てなくなります。


f:id:hukusyu:20170302223206p:plain

まものレベルが上がりました。
ホストさんありがとうございます。


ダイ大コラボイベントの新装備が昨日からガチャに登場しています。
早速「星皇剣」を見た目装備したフレンドさんがいました。
双剣、カッコイイですね。完凸したらどのくらい強いのかな?

私は今ジェムが全然ないので、しばらくガチャは引けませんw


条件付きクエスト「ハドラー親衛騎団からの挑戦状!」は明日一杯までですね。
第3弾の情報がまだお知らせに出ていないから、更新はしばらく先になるのかな?
条件付きクエストはやりがいがあるので楽しみですね。

星ドラ日記 2017/03/01

次作の新情報も楽しみな今日この頃。

こんばんは、ショコタンです。


今専らやっているドラクエは星ドラです。
キャラはこの3人。

f:id:hukusyu:20170301225815p:plain

主役=ショコタンはまもマスのレベル上げ中。笑えるくらい弱いw
レベル上げは60超えた辺りからがきつい…。

ショコタンは魔法戦士 転生99、海賊 転生69。
カリン様が海賊 転生94、パラディン 転生19。
ししまるは賢者 転生85、スーパースター 転生68。
全員、基本職は全職レベル99にしてます。


キャラメイクはDQ10時代のものとほぼ一緒。
皆からショコタン、しょこたんと呼ばれておりそのままネーミング。
名前の由来は、昔に飼っていたうさぎです。
カリン様はサブキャラでした。もし猫を飼うならつけようと考えている名前。(ドラゴンボールのカリン様から)
ししまるは、今飼っている犬の名前ですw


助っ人設定には、汎用装備を着せたカリン様に出てもらっています。

f:id:hukusyu:20170301232041p:plain
f:id:hukusyu:20170301232042p:plain
f:id:hukusyu:20170301232043p:plain

めいそうがずっと欲しいんですが、全然当たりませんねw
ももん屋ポイントが貯まったら次は盾を凸りたいですな。


今週は「強化の回廊」週間なので、必死にスキル玉を集めているところです。

f:id:hukusyu:20170301233901p:plain

赤玉(攻撃特技)160個、青玉(補助特技)200個くらいありました。
黄色(攻撃呪文)と緑(補助呪文)は正月のガチャでルビス杖当たった時に使いまくったので少ない…けど使い道も少ないから、しばらくは赤青回収だけでいいかな。


この時間帯、強化の回廊は装備強化素材で用事がないので、全員まもに転職して「職業神の聖堂」でレベル上げします。

f:id:hukusyu:20170301233854p:plain


全員弱ぇええw
でも守備力硬いので、「極致」レベル余裕です(^-^;

f:id:hukusyu:20170301233856p:plain

(硬い割には黄色の人いますが…(´-`).。oO


弱い職業でクエストこなした後は、強い職業に戻して、何でも良いから一つクエストに行っておきましょう。

f:id:hukusyu:20170307203249p:plain

い そ げ ~~~~~!!!


ストーリー第1話の一番最初の激弱クエストでスライム倒しますw

f:id:hukusyu:20170301233859p:plain


こうして一度クエストに行っておかないと、フレンドの助っ人に表示される自キャラが転職前の激弱キャラのままなんです。
だから「なんだこいつ、弱ぇえ」と、あっさりフレ切られたりしますw

もっとも…そんな一時的なレベル上げ転職でフレ切るような人とは、フレで居続ける必要性もないけどね。


そろそろ特技強化回廊の時間です。
また行ってきます!

ありがとうドラクエ

今まで何度も、私を救ってくれたドラクエ


受験勉強に疲れきった時。
親と喧嘩した時。

就職活動が思うように進まなかった頃。
親友と絶縁した後。

人を恨んだ日々。
死んでしまおうと思った日。

無職の時期。
引きこもりニートの毎日。

仕事がうまくいかなかった時。

フラれて泣いた夜。
モチベーションを失った瞬間。

自信喪失の毎日。
抑うつの日々。

人間関係に悩んだ時期。


泣いても、悲しんでも、苦しんでも、
それでも、「まだ生きていよう」と思わせてくれた。
明日のこの瞬間を楽しみにさせてくれた。

あの音楽が流れる瞬間まで。


どんなにつらくても、嫌なことがあっても、リアルの自分とは違って決してへこたれない自分がそこにはいる。

決して諦めない自分。
何度も何度も挑む、もう一人の自分。

強くて、カッコ良くて、どこか人間臭さもあって、時にはちょっとダサい、自分の分身。

頑張った分だけ強くなれる。
時間をかけた分だけ成長できる。


こんなに何かを頑張れる理由は、そうだ、この言葉。



人間 やっぱり
好きなことをしてるときが
いちばん 幸せだよな。
まっ あとの人生は
オマケみたいな もんだよ。







大好きなドラクエの話を好きなだけ書くブログ。

スガシカオ「ドキドキしちゃう」 ~刺さった音楽への考察 vol.1~

毎日の習慣のようになっていたゲーム生活から綺麗サッパリ足を洗って、元来が無趣味なので他にやることも特になく、要するに超絶暇人に。(本来の姿に戻っただけ)
これじゃなんだかなぁ、ってことで「今後何しようか」とボンヤリしながら、通勤中の車のナビの「◀▶」をピピピと左右にスライドさせ、BGMを適当に変えてみた。

これが、なんだかすごく良かった。
ピーン!と来たので、「そうだ、これから音楽生活をしよう」と急に思い立ち、週末には新しいウォークマンを買いに。
その足でさらにTSUTAYAへ。これでもか、っつーくらいCDを借りまくる。


借りるのは、ほぼ邦楽。
しかもどれもこれも10年~20年近くも昔の。
最近の音楽なんて分からないし、そもそも興味もないし。

CDが一番売れていた頃の音楽がやっぱり洗練されていて、質が良い。


昔から、邦楽しか聴かない。
歌詞を読みたい派なのだ。
洋楽の歌詞カードを見て、英語で書かれた歌詞を脳内で日本語に変換して解釈しながら、あれ分かんない単語あるなぁ、なんだこれどんな意味だ?
とかやるのが、まどろっこしくてしょうがない。イライラしてしまう。

歌詞なんか気にしなくてもいいじゃん、音だけ聴いてりゃさ。
洋楽なんて雰囲気よ雰囲気、とそういう意見も聞くのだが、なんかそういうのって駄目な人種なのだ。
どうしても追求したい。理由とか背景とか心情とか、推察したり深読みしたりしたいの。そういうタイプなのよ…。

あとは「洋楽好きで洋楽しか聴かなくて洋楽に詳しい俺ってカッケーーー!!」みたいな輩が嫌い、という理由もある。

洋楽の中で好きだなと思って聴くのは、BEATLESQUEENCarpentersくらい。
ドラマでも使われたりして、THE・日本人には馴染みの深い方々ですねw
いいさ、洋楽全然詳しくもないし詳しくなろうとも思わないから。


最近こうして借りまくっている数々のCDの中から、はたまた過去に自分で入手済みのアルバム等の中から、
「これは!!」とピーンと来た曲、刺さった曲、ビビッと感じたイントロや印象に残ったメロディー、
刺さるほどではなくともな~~んか心のフックに引っかかった歌詞、
そんな音楽たちについて、「なぜこの曲は自分に引っかかる突起を持っていたのかな?」とか紐解いてみようかなぁという試み。

自分勝手な解釈と視点なんで、間違ってたり思い込みだったり勘違いだらけかもですが、90年代~2000年代初頭の頃の邦楽を懐かしく振り返る雰囲気でご覧いただければ。



早速の第1回目は、

スガシカオ

ドキドキしちゃう

1997年7月30日発売、3rdシングル。
1997年9月3日発売の1stアルバム「Clover」に収録。


冒頭の、「車のBGMでピーン!と来た曲」である。

家族がナビに入れていたスガシカオのベストアルバムの中の1曲だった。
ここからスガシカオにどハマりして、しばらく彼の曲ばかりをずっと聴いていた。


スガシカオは、元々割りと好きな部類の音楽であった。
彼がブレイクしていた頃のアルバム「Sweet」は持っていたし。

でもなぜだろうか、持っていたアルバムはこの1枚だけである。


シカオ好きな友人の付き添いで、彼のコンサートツアーに行ったことが一度だけある。
「Sweet」の次のアルバムだったかな。そのさらに次のアルバムだったかな。
とにかく何か新譜がリリースされた頃。

自分の中でのスガシカオに関する知識は「Sweet」の収録曲と、CMなどテレビのタイアップ曲くらいしかなかったもので、ツアーに同行したところで「あ、これ聞いたことある!」と色めき立ったのはセットリストの中のほんの数曲だけであった。


そんな中、イントロが流れた途端に会場が「キャーーーッ!!」の声援で埋め尽くされ、横にいた友人が「この曲大好き!!」と満面の笑みを私に向けながら紹介してくれた一曲。
それが、この「ドキドキしちゃう」であった。
(タイトルが印象的だったので、もうずいぶん昔のことなのにこうしてしっかりと覚えている)

この曲をまともに聴いたのは、このコンサートツアーでの視聴がおそらく初。
「あ、なんかサビ聞いたことあるなぁ」
とか思いながら聴いていた記憶がある。(CMタイアップだったらしい)


でも当時の印象は、それだけ。
「聞いたことあるな」
「シングルだったんだ、ふぅん」
それ以上の感想は、特に何も持たなかった。


なぜ、当時そんな風にしか感じなかったその曲が、今になって耳に突き刺さったのだろうか?


印象的なイントロ。
半拍遅れで入ってくる、独特なメロディー。

決して明るくはない。
なんだか少し意味ありげな空気を漂わせながら、そこにスガシカオの鬱屈したような、物憂げな、あの妖しい声のボーカルが載る。

ぼくらが確かに いまいい大人になったからって
全ての事を 許したとでも思っているのかい
あの時のイタミ あの言葉の意味
いまでもドキドキしちゃう


スガシカオの歌詞の世界に感じられるのは、「執着」だ。
過去への執着。相手への執着。自分自身への執着。

あの時も ぼくはほんの少し考えていたんだ
君に好かれるためには どうすればいいのかって
コビをうりまくって やさしい人になって
いまでもドキドキしちゃう


ただのストーカー男の話、という訳ではない。
彼のストーリーの世界に登場する主人公達は、自分がどんなに無力でどうしようもなくて駄目な奴であるかについて、嫌というほど知り尽くしている。
自分に絶望したり、色々な希望を捨て去りもう諦め切った後だったり、相手にも何も望まず期待もしない、そんな厭世的な姿勢だったりする。

でも、それでも決して「ただのネクラ男」の話では終わらない。


カッコ悪くたって、ダサくたって、どうしようもなくたって。
こんなちっぽけなことでクヨクヨ悩む自分だとしたって。

それでもいいじゃん。
だってどうしようもないじゃん。
そんなもんじゃん、人間。

自分はこんな自分であり続けることを、隠すことも変えることもできないし。
隠そうとしたところで、変えてみたところで、それが果たして本当に正解なのか?

だったらこのままだ。
これが、この姿が自分自身だ。


そんな声が背景から聞こえてきそうな、そんな歌詞を彼はいつも書く。

強烈なポップさを携えたサビは非常に軽快だ。
そんな中、印象的なあのイントロと同じフレーズが曲の随所に挿入される。
そのフレーズをどこかで心待ちにしながら曲を聴き進めていくと、主人公の今後の動向がどうしても気になって、スガシカオが表現しようとした歌詞の本当の意味について考えながら聴き入ってしまう。

時がたって 記憶なんて 心のなかでとけてしまえばいい
ぼくにとって 君にとって 新しい日々だけがくればいいのに


時間の経過とともに忘れ去ることができたらどんなに幸せか、
そんな風に、半ば恨めしくも感じられる過去の記憶たち。
新しい日々だけ、これから訪れるであろう先のことだけ。
その事だけを考えながら、希望だけを持ちながら生きていければいいのに。
既に終わった出来事を再び思い出して悔やむ必要などない、そんな世界でずっと生きていければいいのに。

どんな人にだって、そんな風に感じる経験が一つや二つ、必ずあるはず。
ヒット作の共通項の一つ、「共感」。


車でこの曲が流れた時にピーンと来た理由がなんとなく分かった。
シカオ好きな友人に同行したコンサートツアー、あの当時には経験していなかったことを、今ではもう経験していたからだ。

ある意味では私も「いい大人になった」、のかもしれないね…。


建て前のような取り繕った言葉ばかりが並ぶのではない、憂いと陰を含んだ、本音の言葉。
彼の描き出すそんな世界が、ファンを惹き付けてやまないのだろうと思う。




今回のアルバム

CLOVER

CLOVER

ALL SINGLES BEST

ALL SINGLES BEST

オンゲにおける人への依存

オンゲの世界内で構築される、様々な人間関係。
その中には楽しいものもあれば、厄介なものや面倒なものもある。


他者への依存。
相手が見えない・正体が分からないオンゲの世界であれば、それは主に精神面での依存だ。

具体的に言うと、ずっと一緒にいようとしたり、暗い話を延々と打ち明けたり、相手の気を引こうとするような言動をとってみたりする。


生来の私はこんな根暗で人間不信で自己中で他人にもまるで興味がない、かなりどうしようもない奴だが、なぜかあの世界では意外にもそれなりにまともな人付き合いが出来ている。

「福士さんは需要がある」
「人がいいから」
「人気者」
「人望がある」
「モテ子」
「小悪魔」
などと、友人からは言われている。
実態がどうかは分からないが、周りからはそう見られているらしい。
※繰り返しになりますが実際のキャラ名は福士悠ではありません。


そう思われる原因として自覚している部分としては、あの世界では皆が八方美人になりやすいという点だ。

友達は多い方がいい。
だから色んな人に声をかけるし、愛想もふりまく。
周りから良く思われたい。
だからイイ子ちゃんを一生懸命演じる。


自分もそう。
皆から好かれている自分になりたい。
現実には真逆であるような自分を隠して、180度まるで違う自分を必死に作り上げている。

「皆から好かれている自分」
「とてもイイ人な自分」
への憧れや願望なんだろうなぁ。

で、遊びのお誘いの声のかかる頻度や、ソロプレイしていない時間の長さ、公式サイトのブログを更新したときに友人からもらう「いいね!」やコメントの数なんかを数えて、他の人と比較したりして満足なんかしてる。


なんて寂しい奴…。
リアルでそれが出来ないからって…。
(だからこそ、大きな現実逃避の場所なのである


…で、そんな風に一生懸命「イイ人キャラ」を演じているので、人が寄ってきたりもする。
好ましい人も、そうでない人も…。


あの世界には、どことなく精神を病んでいる人が多い。
何かに疲れている人が多い。
リアルの何か、ではなく、あの世界の中での何かに、だ。

で、それを出す。
出さずに抱えて仕舞っておけば良いものを、ガンガン出してくる。

素性の分からぬ気楽な人間関係が作れるからこそ、素の自分を出すのも気楽なものだ。
出し放題。


最初に友達募集をかけた時、反応を返してくれて友達になってもらった人の約半分は、そんな感じの本質だったと後になって分かった。


自分は孤独。
誰からも誘われない。
誰も遊んでくれない。
相方が欲しい。


孤独なら、自分から声をかければいいのに。
誘われないなら、誘えばいいのに。

ただそれだけのこと。

でも、そんな簡単なことができなくて一人でイジイジしたり、辞めます宣言してみたり、毎日寂しい寂しいアピールばかりする人が多い。

本当に多い。
6割、7割くらい?
いやもっとかな…。


そんで、そんな人達が自分の友達にいるとどうなるかっていうと、嫉妬の目が向けられるのである。
こんな、価値に乏しい私にw
(嫉妬するならもっと嫉妬のし甲斐がある相手に向けなよ…。

「福士さん毎日楽しそうでいいなぁ~」
「福士さんが9鯖(初心者専用サーバー、3ヶ月で追い出される)にいるときは、私と遊びたくないのかなって思いました。
9鯖の居心地が良かったのはそのせいかもですね」
「全然ボッチちゃうやん!この人気者め!」
「すごい進むのが早くて羨ましいです、私なんてすぐ追い抜かれてしまいますね!」


隣の芝生は青く見えると言うか。
みんな、他人の事が良く見えて羨ましくて仕方ないのよね。

本当は、その人にとっての本心は、どんなものであるかもまるで分からないのに。
その人が人知れずどんな努力をしているかも分からないのに。

まぁ自分に関して言えば、単純にメインストーリーを知りたいからやっているだけであって。
別に、他人と絡むことを主目的としているわけではないし。
その部分への依存心は皆無だから、ずっとソロでやっても全然平気だし。

そもそもがあのゲームは、モニターの前に鎮座して一人で黙々とやる性質のものであるからして、シリーズ経験者にはボッチプレイなど至って平常運転である。


公式ブログもせっせと更新しているが、毎回楽しいことばかりを書いている。
ここに書いているような事柄からは想像もつかないような、まるで正反対の「明るい私」だ。
暗いことは一切書かない。

だって、楽しく遊ぶための世界だし。
そんな場でわざわざ暗い話して、誰が喜ぶの?

先生に言われた発言のせいもある。
(先生については前回の記事参照されたし)
先生は「ネガティブばらまく奴が苦手」と言っていた。
先生にだけは、嫌われたくない…。
だから一生懸命、楽しいだけの自分を演じてる。


そうすると、そんな私の様子を見た友人からまた嫉妬されたり、いじけた友人から縁を切られたりしていくのであるw


書き置き(という、プレイヤーに向けた一言メモを残せる機能がある)にもよく、いじけたようなことを書かれる。

「寂しいなぁ…」
「どうでもいいんだろうな…」
「一方通行の思い、とか言ってみる」


…もうね。
相手にしきれないよ!

ちなみにそんな内容を書き置きしていた魚男は当初、私があの世界に持つ家に直通のルーラ石というアイテムをわざわざ作っていたり、パラディンという職業(通常は敵を押してその場に留めるのが役割)ではひたすら「かばう」という行動をしてくれちゃったりなどと、なかなかに依存されていた。
その思いがなんとなく重たくて、結構辛かった。

そんな魚男は、彼のネガティブ書き置き&ブログに私があまりに嫌気がさして放置気味になったら、「エアフレを整理しているので切るよ」と宣言され、友達を解除されたのであるが…。
(その一方で、彼とはほぼ絡んでいないと思われる共通の友人は切っていないようなので、エアフレを整理したかったのではなく私を整理したかったんだろうな、と推測される)


すごいスッキリしたよ。
切ってくれてありがとう。


他にも誰かに依存する人はなかなかに多く、一緒にいない間の行動を詮索されたり、友人関係を監視されたり、ストーキングまがいに家(ゲーム世界の)の前で張られてたり、自分の思い通りにならないと分かると暴言を吐かれたりもした。

ほんと、色々ある…。


オンゲって、構ってちゃんの巣窟である。



…実はこんな私にも依存心はあって、それはまた次回に。

オンゲにおける人への執着

2ヶ月ほど前に自身初のオンゲであるドラクエ10に手を出した理由は、たぶん、現実逃避したかったからだ。

色んな事を、頭から追い出したくて。


発売から3年も手を出さずにいたのにはまあそれなりの理由があって、やはり自分って人付き合いが苦手だなぁと。
合わせるのも苦手だし、合わせてもらうのも気を遣うし。

実際に始めてみると、事前に心配していたそのような側面を感じることは間違いなくあるのだが、思っていたよりはなんとかやっていけそうかな、という気もしている。


最近頭を悩ませているのは、人付き合いのノウハウとはまた違った意味での人間関係についてだ。


あの世界における一人の友人がいる。
その人を、私は「先生」と呼んでいる。

まあもちろん、先生とは言っても友達の一人なので、別に敬語で接するわけでもなんでもなく、普通に仲良く遊ぶのだが。


先生は初期組で、かなり強いし戦い方もすごく上手い。
職業も、オールマイティーに何でもいける。
(あの世界では、『前衛しかできない』『後衛しかできない』という人が結構いるのだ…)

本人は自分の事を
「適当だし、自分より強くて上手い人はいっぱいいる」
「尊敬なんかされるような奴じゃない、先生って呼ぶのやめてw」
と言うのだが、私にとって先生を先生と呼ぶ理由は、そこではない。


先生は、遊び方を知っている。
あの世界の楽しみ方を教えてくれる。

レベル差は物凄くあるけど(それこそ3年分の格差)、決して偉ぶらない。
先生は数いる私の友人の中で唯一の、レベル1の人とも同じ土台の上で同目線で同等に遊べる人。


友達募集をかけて友人になってくれた面々に意外と多いのが、「何か手助けしてあげたい」というようなものである。
ストーリー手伝うよ(元気玉おいしいし)、クエスト手伝うよ(リプレイ報酬)、ミニゲーム行こう(自分にもアイテム入るメリットあるし)、
こんな思惑が、少なからずある気がする。

もちろん、純粋に「自分も弱いとき先輩に助けてもらったから、後輩に何かして返してあげたい」という気持ちでいてくれているのだと思う。
これは間違いないし、とてもありがたい。


ただ…、
「手伝うよ」の姿勢が「教えてあげる」に変わってしまうと、一気につまらなくなる。


これはね、ここに行ってこの人に話すと、こう話が進むよ。

レベル上げは、こうやると効率がいいよ。

スキル振りは、今のよりこうした方がいいよ。

これから出てくるボスはこんな見た目で、こんな技を使ってくるから、まず最初にこの特技で強化してね。


…すべて、その人の親切心なのだ。

分かってるよ。
嬉しいよ、気にかけてくれてありがとう。

でも…
それじゃあ、楽しくない。

初見で戦う前からボスの容姿と弱点を知らされて勝っても、何も嬉しくない。
まだ行ったことのない今後行くであろう土地の、まだ知らないキャラの話やネタバレをされても、「ああ…知りたくなかった」としか思えない。
スキル振りやレベル上げのやり方が間違ってたって、それはそれでいいんだ。
間違えながら、死にながら、何度も挑戦して強くなるのが楽しいんであって…。


先生は、そういうことは絶対にしない。
自分で模索しながら、発見しながら楽しくあの世界と付き合っていく、「そういう楽しみ方をしてほしい」と言っていた。


かなり気持ち悪い言い方をすると、先生が好きだ。
友人リストの中で、はっきり言って一番好き。


「恋愛脳」というのが、あの世界にはあるらしい。
ゲームの中で男女のキャラ同志が、恋人よろしく付き合ったり別れたりするらしい。
「相方」と呼ばれる存在を作るんだそうだ。
そして、そういう存在を捜し求める人も少なくない、と。


かなり突き放して他人を眺めている私に言わせりゃ、
なぁーーーーにが相方だよ!
ゲームのキャラだろ?
与えられた限りある選択肢の中から偶然組み合わせたパーツの。
そもそも、中の人が本当に男なのか女なのか、ネカマなのかネナベなのかも分からないのに。
きんもーーーーーっ。


で、そういう姿勢を貫いて、勘違いされないように自分がそういうスタンスであることは周りにも公言している。

先生も、恋愛脳否定派だ。


けど、先生に会ったら「先生好きだよー」って言う。
毎回言う。
好きだよー!大好きだよー!
顔が見えない、相手の正体が分からないというのは恐ろしいことだなw
異様に大胆になれる。

先生は恥ずかしいと言ってただ笑う。
「顔真っ赤なったわ」
「恥ずかしいから帰って寝る」
と。


これを恋愛脳と呼ぶのかどうかは、正直言って分からない。


一時期、先生が疲れ切っている時期があった。
突然「辞める」なんて言い出したらどうしよう、と思って声をかけると、「今やってるのが片付いたとき、まだ起きてたら話そうね」と言う。
そのとき、時間は0時近かった。
すぐ話せるかな、と思って待っていたけど、先生の用事はなかなか終わらないらしい。

でも、何が何でも絶対に話したかったので、ずっと起きていた。
先生は人望もあるので人付き合いが多く、会いたくてもなかなか捕まえられない。
この機会を逃したら、次いつ会えるのかまるで分からない。

3時近くにようやく会えた。
いろんなことを深夜に話した。
4時半を過ぎる頃まで。


辞めたりしないよね?と聞くと、
「今のところは大丈夫だよ」
なんて怖い答えを言う。

「先生が辞めたら私も辞めようかな」
と言ってみたけど、特に反応はなかった。


たまに息苦しい時がある、と言っていた。
人の手伝いばかりになると。
「頼られているうちが華さ」
先生はこう言った。

義務・ノルマになってしまっているんだろうな…。


私にできることはただ話を聞くことしかなかったが、それでも先生は最後に、私と話して「癒された」と言う。
「忙しいのに、無駄に時間使わせてごめんね」
と謝ると、
「こういう時間も好きだよ」
「自由時間だ」
と。


その後も、寝ると言ったが別の友人(先生のチームの子で、私の友人でもある)と一緒にいたのは知っている。
オンゲなので、どのサーバーのどの場所に誰がいるのか、調べようと思えば分かってしまうのだ…。


「嫉妬に気をつけたほうがいい」
先生に言われた言葉だ。

「嫉妬は誰にでもある。
男女間でも、同性間でも。
相手から買う嫉妬も、自分から相手に向ける嫉妬も」

この言葉が、いつも頭にある。


本音を言うと、先生にすごく執着している。
いつどこにいるのか、誰といるのか、どんな人と友達になっているのか、掲示板で誰に向けてどんなコメントをしたのか、監視している自分。
正直、かなり気持ち悪い。
これって間違いなく、嫉妬なんだろうな。


また別の日、先生と恋愛脳についてダラダラ語っていた。
最近は外に出て一緒に遊ぶ、ということはほとんどなく、住宅村でただ会話するだけのことが多い。

「誰かから告白された?」
と先生が聞く。
私のことを、「モテそうだよ」と。


いやないよー、と笑って先生は?と聞き返すと、「うーん」という反応だった。
何があったか尋ねると、新しく友人になった人から好きと言われたらしい。

「俺が楽しそうにしているのを見ているだけでいいんだって」
「俺そういうの無理だから」
「好きでいてもいいですか?って言われて」
「どうぞご自由に、で終了」

知ってしまうと、次にどう接していいか分からなくなるから困る、と先生は言う。
傷つけたくはないし、と。


俺のどこがいいんだろ?
こんな適当なのにw
と言うので、
「あのね、それは先生が決めることじゃないんだよー」
と返した。

先生のどこがどんな風に好きか、
それは相手が決めること。相手の趣味だからね。と。


「あれ!?でもさー」
「私もかなり前からずっと言い続けてるんだけど!先生のこと好きだよーってw」
と聞くと、
「冗談かそうでないかくらいは分かるw」
と先生は言う。

「だって、恋愛脳否定してたろ?自分で」


…そうだねぇ。
恋愛脳じゃあ、ないつもりだよ。
自分ではさ。

嫉妬もしないように、気を付けてるよ。

…いや、押さえつけてる。
嫉妬してしまうから、そういう嫉妬する奴を先生が好きじゃないってことも知ってるから、表に出さないよう必死に隠してるよ。


…本当に、何なんだろうな?
この感情はw

そっか。
冗談、ね。

「好きでいてもいいですか?」
の人は、先生にとってはマジ恋愛脳で、
「先生すごい好きだよー!」
の私は、冗談側かw


…でも、この関係を保たないといけないんだ。
マジさを出したら、距離を置かれてしまう。


何人かの友人から依存されてるかもな、と感じる時がある、という話をした。
相手を束縛したいと感じ始めたら依存だ、と先生は言う。

「私が先生にこうやって頼るのも、依存かな?」
と聞くと、
「束縛したい?」
と逆に聞かれた。


(まあ、そりゃ、
(欲を言えば、したいけど。

(でも、嫌われる行動はしたくないし。


「何だろね、」
「こうして週に何回かは、会って話したいなって思うよ」
「これは束縛なのかな?」

「それは友達なら普通の感覚だよ」
「毎日会って相手の時間を拘束したいと考え始めたら、それが束縛だ」

ふむ…。


束縛の欲望は、まったくないと言ったらウソだな。

今は、先生と一緒にいられない時間を他の友人と過ごすことで紛らわそうとしている。


バーチャルの世界での、半分バーチャルな相手に対する妙な執着。
この感覚を突き詰めたら、この感情に真剣に向き合ってしまったら、きっとつらい。
だから、直視しないようにしている。


尊敬できる友人がいて本当に良かった。

亡くなってしまった従兄が大好きだった-18

今、伯母はあの広い家に一人で住んでいる。


伯母の年齢も考えると何かあったらと心配だし、一人で住むのも不用心だし、彼女の精神面でも不安が残るが、
当の本人はかえってイキイキと毎日を楽しんでいるらしい。

伯父がいなくなったことで、何かから解放されたようだ。


ケンヤくんと、伯父と。
その2人の関係と。

あの日以来、伯母を縛り付けていた呪縛がどこかにあったのだろう。


伯母を気遣って、近所の人や友人知人が毎日のように訪ねてくるそうだ。
趣味のスポーツも楽しんだりして、なかなか充実した日々を過ごしているらしい。



ハツミちゃん・ミサキちゃん母娘とは、あの水槽の前でのミサキちゃんとの会話以来、私はずっと会っていない。
ミサキちゃんも、年齢的にはもう成人を迎えているはずだ。

あの母娘が今、どこでどう過ごしているかは知らない。
もしかしたら、伯母やケイコちゃんは今でも連絡を取り合っているのかもしれないし、所在ぐらいは知っているのかもしれない。


ハツミちゃんはあの家を出た後、何年後かにいい相手ができて、再婚の話もあったとは聞いた。
だが、その相手とは結局再婚はしなかったらしい。
理由まではよく分からない。
その後、別な新しい相手が現れたのかどうか、誰かと再婚したのかどうか、詳しいことはまるで分からない。



数年前、ハツミちゃんの夢枕にケンヤくんが立ち、ハツミちゃんに向かってこんな言葉をかけたそうだ。

「ハツミ、俺、皆が心配でしょうがない。
ハツミは、ミサキは、大丈夫か?
お前達2人だけで、ちゃんと生きていけてるか?

お前のことが心配で、俺、ずっと成仏できないんだ…」


普段、霊の存在などはまるで感じないしさほど信じてもいない私だが、この話を聞いたときばかりは、ケンヤくんはまだこの世にとどまっているのだ、と思った。

ケンヤくんは、まだこの世に未練があるのだ。
残した家族に。
愛するあまり、その家族を守ろうとする想いが強いあまりに…。


この夢枕の話は、もう何年も前にケイコちゃんから聞いた話だ。
その後、ケンヤくんが本当に成仏できたのかどうかは、もちろん誰にも分からない。


だが、今後何十年もの間。
伯母が亡くなって。
ハツミちゃんも亡くなって。
いつしかミサキちゃんも年をとり、やがて亡くなって。

その日を見届けるまで、ケンヤくんはこの世から立ち去ることができないのではないだろうか。

それほどまでに、優しい男だった。
自分以上に、周りの人のことを常に気遣っている人だった。
伯母が彼の葬儀の前に語った、彼の小学校の先生の話のように。



ケンヤくんがもし今も生きていれば、40代後半だ。
どんな男性になっていたのだろう。
今もあの家に顔を出せば、やはり昔と同じように私達一家を快く迎えてくれていたのだろうか。

私が今、こんな場所に住んでいて、こんな仕事をして、こんな生活をしている。
そんな話を知ったら、ケンヤくんはどんな風に思ったのだろうか。


自分が小さい頃にケンヤくんからしてもらったたくさんの事と同じように、彼の子供にしてやれなかったことが、今でも心残りだ。
あんなに遊んでもらったのに、あんなにお小遣いをもらったのに、あんなにあちこちに連れて行ってもらったのに、
自分がその時のケンヤくんと同じようにして恩返しをすることはできなかった。


ケンヤくんにもう一度会えたなら、いろんな話をしたい。

「私、小さい頃、ケンヤくんのこと、本気で好きだったんだよ!」
なんて教えて、笑い話にしたい。

進学して、就職して、何回も転職して、それぞれどんなことがあったか、どんな人を好きになったか、話を聞いてもらいたい。
そして笑い飛ばしてほしい。「バカみたいな話だね」って。

もう一度、古いファミコンで一緒に遊びたい。

花火大会を、盆踊りを一緒に見に行きたい。

夜の雑木林にカブトムシを採りに行ったり、山に蛍を見に行ったりしたい。

縁側でスイカを食べて、種飛ばし競争をしたい。

また夜の道を、ドライブに行きたい。
あの日のように、遠足みたいにたくさんのお菓子をバッグに詰めて。
私も、免許取ったんだよ。
ケンヤくんは、助手席に座ってて。
今度は私が運転するからさ…。



…叶わない夢だ。

でも、きっとどこかで見てくれているはず。
ケンヤくんは、今もきっとどこかにいる。


あの世に行っちゃっても、忘れないで。
あなたのことをこんなに好きな人が、ここにも1人いたんだよ。

バカみたいだよね。
従兄を好きだったんだよ。
小さな小さな、幼い背伸びした恋心だったよ。


大好きだったんだよ。
たくさんの想い出を残してくれて、本当にありがとう。

亡くなってしまった従兄が大好きだった-17

伯母が鬱病になった。
毎晩酒ばかり飲んでいると聞いた。

この頃にはもう、私達があの家に足を運ぶことはほとんどなくなっていた。


ハツミちゃん・ミサキちゃん母娘とは連絡も絶えていたようだが、ミサキちゃんが小学校高学年になった頃、「おばあちゃんの所に遊びに行きたい」と電話があり、それ以降たまに顔を出すようになったらしい。
隣町から自転車で、一人で来た。
いつの間にか、そんなことができる年齢まで彼女も成長していたのだ。

伯母の体調を気にかけている私達にとっては、嬉しい知らせだった。
孫に会えることで、少しでも伯母の気持ちが明るくなれるのなら…。


ケイコちゃんも自分の子供達を連れて、頻繁に伯母の元を訪れていたようだ。
伯母夫婦にとっては、ケイコちゃんの子供だってかわいい孫には変わりない。


伯母が病院にかかったときに、

「このまま酒を飲み続けたら、アルコール中毒になって肝臓がやられるよ。
死の一歩手前だよ」

と医者に言い放たれたらしい。


その話をケイコちゃんにすると、ケイコちゃんの息子が

「ばあちゃん、もうお酒飲んじゃダメ!
一滴でもお酒飲んだら、僕もうこの家に来ないから!」

と伯母に宣告したという。


それ以降、あれほど毎日飲んでいた酒をピタリとやめたそうだ。



伯母は、私の母に毎日のように電話をかけてくるようになった。
特に用事があるわけでもないらしい。
かけてきた瞬間に話そうとしていた内容を忘れてしまう事もあったとか。

誰かとつながることで心の安定を図っているのだろうな、と思った。
孫達も大きくなり、彼らが伯母の家へ行く機会も少なくなっていたからだ。


伯父は病気を患い、手術を受けた後はずっと自宅療養していたが、一昨年亡くなった。

「ケイゾウさん(=伯父)が自分の息子を殺した」

そんな風に陰で言う人物も周りにいたし、私も一時期は同じように思い、憎しみの目で伯父を見ていた時もある。


だが、今は違う。
伯父もきっと苦しかったんだろうな、と。

あの日以降、訪れる度、伯父の姿はいつも孤独だった。
居間の中心に座していながら、その周囲には誰も近付けない雰囲気があった。
何か他を寄せ付けない空気があった。


最期は病死という形になってしまったが、これで伯父も長い苦しみからようやく解放されたのだろうな、と妙な安堵があった。

亡くなってしまった従兄が大好きだった-16

程なくして、ハツミちゃん・ミサキちゃん母娘はあの家を出て行った。


ハツミちゃんが、伯父を許せないという心境が根底にはあったようだ。
自分の命を犠牲にしてまでケンヤくんが遺してくれたお金なのに、そのありがたみも申し訳なさも感じるそぶりもなく、「あって当然」のように使い続けて一向に働こうとはしない伯父に、愛想が尽きたらしかった。


一家の支えを失って、あの家はバラバラに分解してしまった。



ケンヤくんの面影を残すかわいい孫までもがいなくなり、あの家はさらに火が消えたようになった。

人が住み続けながらも、どんどん荒れ家に変わっていった。


第一発見者となってしまった伯母はあの日の光景がフラッシュバックするため、2階には近付けなくなっていた。
階段は薄汚れ、2階に上がれないよういくつもの段ボールが積まれ、完全に荷物置き場となってしまった。
木の形をそのまま活かした立派な手すりはグラつきもそのままに放置され、抜けそうになっている階段板も何箇所かあった。

2階は完全に開かずの間になってしまった。
伯母の気持ちを考えたら無理もないことではあるのだが、意図的に記憶から締め出そうとしている伯母夫婦のその姿は、故人にとっては物凄く残酷だし哀れなことだな、とも思った。


2つあるトイレの片方は、水も流れないまま何年も放置され、もう片方のトイレも水の出が悪くなっていたが、やはりそのまま放置されていた。
修理しようとする気すら起こらないらしい。


訪れるたびに楽しかったあの家が、ゾクッとするような家に様変わりしてしまっていた。



伯父がまた、大きな犬を飼い始めた。
黒くて立派なラブラドールだ。
やはりまた知人のつてで、有名なブリーダーから譲り受けたらしい。


見栄っ張りな伯父は、金に任せて人に自慢できるような物ばかりを手に入れるが、手に入れた後の執着は薄かった。
巨躯のラブラドールは庭に鎖でつながれたまま、散歩させてもらえることなど一度もなかった。

最期はフィラリア(心臓に虫が入って死に至る病気)にかかって死んでしまった。
犬の飼い主はフィラリア予防薬を毎月飲ませることが常識なのだが、伯父の場合は「飼ったら飼いっ放し」だった。
犬との生活に興味があった訳ではなく、「血統書付きの犬を飼っている自分」に興味がある人だった。
恐らく「フィラリア」なんて単語も知らなかったのではないだろうか。

犬に限らず、どんなペットを飼っても面倒をみることはまるでなかった。
「買ったら買いっ放し」と言い換えてもよいかもしれない。


動物が居着くことのない家だった。
インコも、何頭か続けて飼ったシェパードも、みな数年ほどの短命だった。
何か良くない気の流れでもある家なのだろうか、それとも霊感が強すぎて、良くないモノを呼び寄せてしまうのだろうか、と思っていた。



住んでいる人間すら気力を失い、生気がなくなっていくあの家を見るのは、昔の賑わっていた時代を知っているだけに悲しかった。
ケンヤくんが最後に望んだあの家の未来はこんな姿だったのだろうか、そんなはずがない、そう強く感じながらケンヤくんを憐れんだ。